
生成AIの事前セットアップについて
生成AI関連の講座関連に関しては実際に演習して頂くことを目的としています。
使う生成AIとしては、無料でも使える、Copilot(Microsoft)・Gemini(Google)・Perplexity.AI(パープレキシティ)の3種類を使います。
あらかじめ動作可能なように各自でセットアップをお願い致します。
Copilot(Microsoft)
マイクロソフトのアカウントが必要です。
○○を描いて下さい。というような形で指示すると画像を作ってくれます。
出来た画像は、個人のサイトやブログで使うことが出来ます。
Gemini(Google)

Googleアカウントが必要です。
jpgやpng画像を読み込んで解説してもらうことが出来ます。
Perplexity.AI(パープレキシティ)
そのままアクセスしても使えます。
アカウントを登録すると、表示言語変更、履歴等が保持されるようになります。

■セットアップ後、実際に動作することを確認しておいて下さい。
入力されたデータがAIの学習に利用されることがあるので、個人情報や機密情報は入力しないようにして下さい。
まず、「今日の天気は?」とか「夕食の献立案を考えて?」など短文の簡単な質問してみましょう。
「〇〇さんについて教えて下さい。」という質問について、今は個人名での情報はほとんど出なくなってしまいました。書籍や論文等を出していたり、有名人では個人情報が表示される場合があります。間違った情報が含まれていることもありますので、結果を注意深く見てみましょう。
次に、「藤沢市の名物は?」などのようにご自分の居住地+名物や「藤沢市のお土産は?」などご自分の居住地+お土産など、複合条件で聞いてみて、生成AIからどのような情報が出力されるかを見て下さい。ご自分の認識との違いや、説明の内容が納得できるものかなど確認してみて下さい。

生成AIを業務で使うためにはプロンプトと呼ばれるまとまった指示を与えます。
始めのうちは慣れていないので、プロンプトは以下の深津式を基準に作ってみましょう。
# 命令書:
あなたは[プロの〇〇]です。以下の制約条件と入力文を
もとに[最高の〇〇]を出力してください。
# 制約条件: [箇条書きで書いてください][800文字くらいで書いてください][新入社員でもわかるように書いてください][アカデミックな文章で書いてください]など
# 入力文: [入力文章]参考になる情報を入れます。
# 出力文:
このタスクで最高の結果を出すために、
追加の情報が必要な場合は質問をしてください。
同じ内容をCopilot・Gemini・Perplexity.AIに聞いてみて、出力結果の違いなども確認してみて下さい。

慣れてきたら次のようなプロンプトを自分で工夫して作ってみて下さい。
# 実行指示:
{卸売業}向けに、[売上アップ]を図るための【販売戦略提案書】と、【業務効率化提案書】を作成してください。
# 情報:
## 1. 販売戦略提案書
1-1. [営業活動の効率化]:前日の[行動予定]の作成方法の改善
1-2. [営業スキルの向上]:ロールプレイングの実施とトレーニング方法
1-3. [営業戦略]:[P,D,C,A]チェック体制の確立と活用法
## 2. 業務効率化提案書
2-1. [製造現場の作業効率化]:必要不可欠な施策と実行プラン
2-2. [総務部のデジタル化]:ペーパーレス化・デジタル給与明細の導入計画
2-3. [業務フローの簡素化]:プロセスの見直しと自動化の導入
2-4. [勤怠管理システム]:労働時間の短縮・適正管理のための導入提案
# 出力フォーマット:
– 提案書は【販売戦略提案書】と【業務効率化提案書】に分けて作成する
#【提案書テンプレート】
# 提案タイトル:〇〇〇〇〇〇
# 目的: この提案の目的を明記する
#改善点: 現状の問題点や課題を説明する
# 提案事項: 具体的な解決策や実施方法を記載する
#期待される効果: 提案を実行した際のメリットを明記する
