プロンプトの実習

はじめに

生成AIは、私たちが持つ膨大な知識や経験の集まり(集合知)を背景に、日々の業務に素晴らしい変化をもたらしてくれる可能性を秘めています。これは単に作業を効率化するだけでなく、私たちが情報を集めたり分析する力を高め大切な決断をよりスムーズに、そして的確に行えるようにサポートしてくれます。さらに、チームの新しいアイデアを生み出すきっかけになったり、人々の成長を後押ししたりと、まさに私たちの仕事の進め方を大きく変える、心強い存在になるでしょう。

生成AIはいろいろなものにたとえられますが、個人的にはIQ130の東大に合格した、社会経験のない高校生という表現が気に入っています。ということで能力があるけれど、社会経験のない生成AIをオンライン秘書として活用してもらいたいと思っています。生成AIもいろいろなものがあり、それぞれ得意不得意があるので、複数の生成AIを使って業務をすることをお勧めしています。

プロンプト(命令文)を入れて実際に動かしてみましょう。

入力されたデータがAIの学習に利用されることがあるので、個人情報や機密情報は入力しないようにして下さい。
例題を自分流にアレンジして、実行してみて下さい。自分の知と生成AIの集合知と比べてください。
丸々使うという考え方ではなく、利用できるところを利用する。
生成AIの出力結果が正しいか確認する。
というような点を注意しましょう。

プロンプト01

〇〇業界の最新トレンドと今後5年の市場予測を、根拠データと共に提示してください。

プロンプト02

競合A社の最新の事業戦略と、それに対する我々の取るべき対策案を3つ提示してください。

プロンプト03

標準的な月次業績報告書の構成案と、各項目のポイントを記述してください。

プロンプト04

〇〇という課題に対し、考えられるリスクと、それに対する予防策を洗い出してください。

プロンプト05

当社の既存顧客に対し、新たなアップセル/クロスセルの施策案を10個、異なる業界の成功事例を参考に提案してください。

プロンプト06

生成AIのスキルを習得するための研修コンテンツ案と、理解度チェックテストを作成してください。

プロンプト07:七里式の応用プロンプト

七里式プロンプト例

エレベーターピッチがつくりたいです。
わたしは、
簡潔に自己紹介がしたい経営者です。

あなたは、生成AIの専門家として、経営者の集まりで使う
上手なエレベーターピッチをつくってください。

わたしは、生成AI研究家の細野です。
生成AI基礎講座というものを販売しており、
実践中心講座が特徴です。

生成AIがうまく使えないという悩みを解決したいと思っている方は、
ぜひ受講してほしいです。

自己紹介した相手が行動を取るようなエレベーターピッチをつくってください。

(この画像は画像生成AIのMidjourneyで作成しています。)

プロンプト08:深津式の応用プロンプト

深津式の応用プロンプト例

#成果物

初心者のための生成AIのビジネス活用への勉強会資料

#命令書

あなたは生成AI専門家として、以下の手順で企画立案を行ってください:

  1. 必要な情報を質問してください
  2. 得られた回答を基に分析を行ってください
  3. 具体的な演習を提案してください

#制約条件

  • 質問は3つまでとする
  • 各企画には具体的な説明と演習方法を含める
  • 学習度合いの予測を含める
  • 習熟度の分析を行う

#入力文

初心者のための生成AIのビジネス活用

ここからは生成AIの力を使って自分でコンテンツを作っていく例

コンテンツ作成01

初心者向けの生成AIの研修の見出し案を考えてください。

コンテンツ作成02

見出し案に自分の考えをいれた生成AIの研修見出しを作成してください。
生成AIの研修見出しを使って、具体的な研修内容を考えてください。

コンテンツ作成03

研修内容を90分で行う場合の時間配分とトークシナリオを考えてください。

コンテンツ作成04

Wordなどに貼り付け、必要に応じてNapkinで図を入れて仕上げする。

生成AIの解析機能:解析から解説作成。

自分の気になるテーマのPDFファイルを5つ準備しておいて下さい。

PDFをGeminiに読み込ませます。
このPDFについて何を言っているのかと、その解説をしてください。

派生する話題や関連も調べてください。

他の業界での例などをピックアップしてください。

生成AIの解析機能:解析からシナリオ作成

総務省 生成AIはじめの一歩~生成AIの入門的な使い方と注意点~のPDFをダウンロードしておいて下さい。https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/special/generativeai/data/file01.pdf

この内容を読み込んで60分で話すためのシナリオを作ってください。

ハルシネーションは普通に発生します。

2文字から一文字ずつ増やしながら、8文字までのしりとりをしてください。

食べ物で2文字から一文字ずつ増やしながら、8文字までのしりとりをしてください。結果はイラスト付きで表示してください。

(この画像は画像生成AIのMidjourneyで作成しています。)